わかっているけどできていないこと、簡単なようで難しいことK.M.(自治体職員)
プログラム名:レジリエンス思考養成プログラム 入門編 2023
開催日:2023.09.07-2023.09.21
3回の講座を受けて、どの方からのお話しにも共通していたのは、これまでからも大切にすべきこととして社会でずっと言われ続けていたことが中心であったと思った。但し、それらを実行していくことは容易ではなく、「わかっているけどできていないこと」「簡単なようで難しいこと」という印象をうけた。それをわかりやすく、またどうしていけば実行していけるのか、をお話し頂いたように思う。
1回目の講座で清水先生からお話しいただいた中で改めて大切だと気付いたものは「つながり」と「境界領域」の話で、周りとのつながりは大切だが「どのようにつながるか」が重要だということ。自分との共通点、これを見つけ、少しずつつながり方の奥行きや面積が互いにとって居心地が良いように変化(時には狭まることもあると思うが)していけば良いと感じた。また、藤田先生からのお話しでは「しなやかさ」と「打たれ強さ」で、柔軟な考えこそが他者を受け入れ、考えが凝り固まることなく良い未来へつながっていくように感じた。コロナにより社会全体であらゆる制約が生まれ、そこからまた復活を遂げようとあらゆる活動が再開したとき、コロナ前と同じ形というわけにはいかず、姿を変えて復活したものが多々あったが、これはまさにWell-beingであるし、「しなやかさ」があったからこそできたものであると思った。
2回目の講座では山本さんの「地元にとってうれしいこと」「自分たちのやりがい」「家族が食べていけること」、この3本柱全てが大切であるということが印象に残っている。どうしてもどれかに偏ったり、「無償=良いことをしている」と思われがちだが経済活動を回すことで心の豊かさやゆとりができ、さらに次のSTEPに進むことにつながると感じた。また、「人たらし」な山本さんのような人が「ミドルマン」なのだなあと1回目の清水先生の講座の内容ともつながった。
3回目の講座ではSDGsについてであったが、はやり言葉のように謳われているが実際どうなのかと以前より疑問に感じていた部分であったのでやはり今のままのやり方で安心していてはダメだ、17本の柱一つひとつを単独で考えるのではなく、柱同士の横のつながりも考えていく必要があると思った。
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